
この飽食の時代、デブというのはそこら辺に溢れている。
自身がそうかもしれないし、家族や恋人、仕事場などにデブはいる。
赤の他人であればデブでも関係ないかもしれないが、親密な間柄だとデブであることによる弊害を心配して「ダイエットしてほしい」と願うことも多々あるだろう。
今回は、痩せさせたいデブに対してどういう対応をすればダイエットを始めてくれやすいかタイプ別にまとめていく。
いつもニコニコした穏やかデブの場合

日本人はこのパターンが最も多い。協調性があり、いつも穏やかで争い事を嫌うタイプ。
この手のタイプは「一緒にする」というのがキーワードだ。
「一緒にダイエットを始める」、「一緒にジムに行く」、「一緒にダイエットの苦労を分かち合う」ということをより親密度の高い人と行うとストレスなくダイエットに励んでくれる。
いきなりハードなことはさせず、気持ちよさ、心地よさを重視したダイエットから始めると続きやすいだろう。
辞めそうな時は「自分は意志が弱いから」など自分自身の悪いところを言い訳にするだろうが、「一緒に頑張ろう」と励ましてあげると頑張ってくれるはずだ。
ちなみにこれを読んだ人の6割くらいは「当たり前だろ」と感じたかもしれないが、それは自分がそのタイプだからに過ぎない。自分は自分、人は人。色んな人がいるのだ。
陽気で楽しいことが好きなデブの場合

意思決定において「面白い」「楽しい」かどうかを重要視するこのタイプは、「ダイエットするとこんな楽しいことがあるよ」「痩せるのって楽しいんだよ」という意識を持たせることが重要だ。
フットサルやバスケ、ゴルフ、スノボなど、楽しい運動に誘って楽しませてハマらせればこちらのものだ。
あとは定期的にその運動をすればそれだけで運動不足解消になるし、「痩せたらこんなプレーができるんだぞ」というちょっと凄そうな技を見せれば勝手に練習して運動する。痩せればみるみるパフォーマンスが上がるので、本人もどんどん楽しくなって痩せてくれる。
ポイントは、ちょっとでもいい感じのプレーをしたら凄く褒めてあげることだ。ちょっとしたことでも褒める。とにかく褒めて伸ばす。褒めて褒めて褒めまくるのだ。
嫌なことがあると基本的に人のせいにして非を認めないが、あまり追求しないであげてもらいたい。面白可笑しく楽しくをモットーにしてもらいたい。
眉間にシワ寄るパッション強めデブの場合

このタイプは何らかのこだわり、信念を持っていることが多いので、その「こだわりを遂行する上で痩せることが如何に有用か」について正論を説くと響きやすい。
あるいは太っていることがそのこだわりを阻害する要因となっていることを皮肉たっぷりに言ってあげるといい場合もある。
もしくは、マッチョになることがカッコイイと思わせるたりシュッとしたスーツを着こなす様がカッコイイと思わせるべく写真や動画を見せてみてもいい。
またはカッコイイブランドのスーツや服を紹介して「カッコイイ」と思わせ、太った人用のサイズがないことを残念がらせれば痩せる場合もある。
このタイプは人によってこだわりポイントが違うので難しいが、基本的に「カッコイイかどうか」は判断基準になるので本人がどういったものをカッコイイと思うのかを知るのが先決となる。
ダイエットを始めさせれば勝手にやり切るので、とにかく始めさせるのが重要となる。
眼力強めのすぐに飛び付くデブの場合

本人が良いと思ったら即断即決でとにかく行動力があるこのタイプは、痩せるメリットを簡潔に伝えるか競争心を煽れば良い。
このメリットは本人にとってのメリットであって一般的なメリットではないのには注意してもらいたい。営業をしているような人なら「痩せた方が第一印象が良くなって営業成績上がるぞ」などといった具合だ。
もしくは、「え?痩せないの?ダイエットにビビってんの?」など煽っていくのもいい。本人は「ビビってねぇし」と言ってやり始めるはずだ。
競争心が強いタイプなので、基本方針としては太っていることが原因で何かに負けている状況が作ってあげるのが良い。
本人が良いと思えば飛び付くので、飛び付きたくなる餌を如何にちらつかせるかがポイントとなる。
無表情で理詰めで喋るデブの場合

このタイプは理路整然としているので、しっかりと理論武装して痩せるメリットと太っているデメリットを伝えると響くことが多い。
しかしなかなか本人が能動的に痩せようと思わせるのは難しいかもしれない。健康診断の数字からこのままではどうなってしまうのかを理論的に説明するなど、客観的なデータが最も響きやすいからだ。
この手合は毎日同じようなものを食べても平気なので、お昼ご飯に弁当を持たせて夜ご飯も作ってあげるとずっと健康食でも基本文句を言わずに食べ続けてくれる。文句を言われても「健康」を盾にすれば反論もできない。不健康でいいなど言えないからだ。そして勝手に痩せていく。それが一番手っ取り早い。
本人の意識を変えたいなら感情論ではなく理論で伝えること。データを出すこと。メリットデメリットを言うこと。ただの納得で終わらせず、計画まで立てさせること。
まとめ
穏やかなデブは「一緒に」がキーワード。
陽気なデブは「楽しい」「面白い」ことに繋げること。
パッションデブは「本人のこだわり」に寄り添うこと。
即断即決デブは「競争心」を煽ること。
無表情デブは「理論的に」伝えて納得させて「計画」させること。
これらのタイプは各人が1つにバッチリ当てはまるものではなく、いくつか当てはまったりするものなので色々試してみてもいいかもしれない。
何れにせよ、痩せさせたい人のことをよく観察してどういう人なのかを知っておく必要があるのは間違いない。
以上。